猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する別れの後の静かな午後

大崎善生

☆☆☆☆
別れの後の・・・

久しぶりに読む大崎さんでした。
私の好きな「パイロットフィッシュ」に似た感じは、流れるような感じの文と言葉できれいだな・・・と騙されてるかも(^^*)
短編だけどおもしろかった。短い中に一つのテーマが静かにつたわってくる感じ。
「球運、北へ」の主人公はどうしようもない男性だけど、こういう時期ってあるのかなぁ・・・モラトリアムの時代。わかってても立ち直れない。行き着くところまでたどり着いて、ま、うまく立ち直ったけれどね。
大事なことを引き延ばして、ごまかして、やらない・・・もしかしたら今の私もある意味そうかしら?
「別れの後の静かな午後」は、やってきた静かな午後の感じがとてもやさしい。ライムポトスはアジアンタムを連想させるけどね。
「空っぽのバケツ」はちょっと考えさせられたな・・・詳しいことはカット
「ディスカスの記録」は読後が爽やか
「悲しまない時計」う?ん、
なんだか恋愛小説の感想を書くのは苦手でもう終わり。
だけど大崎さんらしい作品で、きれいでした。



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この記事のみを表示するドイツイエロー、もしくはある広場の記憶  大崎善生

大崎善生

131

「九月の四分の一」と雰囲気は似てます。
違うのは、主人公が女性で
現在進行形の恋愛を書いていること。
だから、今回はロックのBGMなし。
「キャトルセプタンブル」は「九月の四分の一」の続きだったし、全体的に登場人物も似ている。職業や趣味も似ています。
そろそろ、違う作者の本を読むころかもしれません。
でも、初めて読んだとしたら面白かったと思います。

テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学

この記事のみを表示するロックンロール  大崎善生

大崎善生

130

最近週1冊読めればいいほうになってきました。
大崎さんの「ロックンロール」今まで読んだ本とちょっと違う。
登場人物の感じはよく似てるんだけど、語り口が軽い。
関西弁がそうさせてるのかな?
ロックンロールと題するだけあって、1970年前後のロックが全面にでてきてる。それがどうも今回は苦手だったのは何故かな?
★三つ。
今回は、別れや喪失といった重たいテーマでない。
ツェッペリンの「ロックンロール」をBGMに、「岩となれ、そして転がるな」がテーマかな?
中年新人作家が第2作執筆のためにやってきたパリで始まる、若い女性編集者との恋。転がらなかったね…

テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学

この記事のみを表示する九月の四分の一  大崎善生

大崎善生

129

大崎さんの本を読んでいると、流れる音楽が心地よくて
私が学生時代に聴いてきたロックが、その作品を身近に感じさせてくれます。とくにこの「九月の四分の一」はそうだった。
ビートルズもアバもストーンズ、ツェッペリンも好きでした。
ほんとに懐かしかった・・・

「九月の四分の一」には4つの短編が入ってます。どれも出会いと別れ、喪失感、追憶がテーマになっていてあの頃を思い出すという形をとっています。
だからかなぁ?、同じ時代を過ごしてきたってかんじが、今の自分と重なってみえてしまいます。
中でも「悲しくて翼もなくて」は、自分が抱えてきた思いと重なるところもあって好きだった。「翼もなくて」ではなく「翼をもちたかった」だろう真美さんに、久々に女性にほれてしまいました。
どの作品も一つづつ心に残るものがあり、ゆっくりと楽しめました。それにしても大崎さんの小説はきれいですね。

この記事のみを表示するパイロットフィッシュ  大崎善生

大崎善生

126


「アジアンタムブルー」より私的には好き。
主人公は山崎隆二、アダルト雑誌の編集をしている。「アジアンタムブルー」の主人公と同じ。内容は「アジアンタムブルー」をはさんだ前後。19年前の記憶から始まる。
「人は、一度めぐり合った人と二度と別れることはできない。なぜなら人間には記憶という能力があり、そして否が応にも記憶とともに現在を生きているからである。」
人間には記憶を沈めておく巨大な湖のようなものがあって、その底には無数の過去が沈殿している。それが不意に浮かび上がってくることがある。そして、そのゆらゆらとした記憶から逃れることはできない・・・そんなことを思いながら読みました。
逃れることはできないけれど、哀しむことも、慈しむことも、笑えることだってあるんだけれど、山崎君の過去を思い浮かべながら、精一杯生きてきたんだなと思えて、よかった。
山崎君好きだなぁ?

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ジャンル:小説・文学

この記事のみを表示するドナウよ、静に流れよ  大崎善生

大崎善生

125

留学中にドナウ川に身を投げた19歳の少女、日実。
その死を伝える新聞の小さなベタ記事「邦人男女、ドナウで心中 33歳指揮者と19歳女子大生 ウィーン」がどうしてもひっかるというところから始まります。
そして、この事件の背景と二人の足跡を綴ったのがこの本です。
始めは、「娘はあの男に殺されたんだ」と思っている両親と会い、日本にいたころの日実のまだ幼い性格と千葉と名乗る指揮者の奇行の数々を知る。そして父の浮気や母の二重人格などの家庭の背景を知り、それが日実の自殺とどうつながっていくのか、現地に入って作者が思ったことなど淡々と綴られています。
とてもきれいなお話です。でも19歳というあやうい時期だから起こった事件だと思うんですよね。

ひとつしっくりきません。
要するに虚言,妄想癖の千葉という男に、ルーマニアという19歳の女の子が一人で生きていくには厳しすぎる環境の中で頼ってしまい、どうにもならず、行き詰まってしまった。
行き詰まった原因が、親の気持ちと、日実の気持ちのすれ違い。周りの人も日実の力になりたいとしながら、うまくかみ合わず結果的には間に合わなかった。
そこに日実の千葉のことを何もかも許した上での『母親が子どもに注ぐ愛』のように変わっていった思いがあった。ということになるのかな・・・私ってロマンチストじゃないのかも。いや、ノンフィクションというので理性が先にはたらいたのかもしれません。
今回は全部書いてしまいました。すみません。
後日談。でもどうにも日実の純粋さに惹かれています。

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ジャンル:小説・文学

この記事のみを表示するアジアンタムブルー   大崎善生

大崎善生

123

「世界の中心で愛をさけぶ」が若い人たちに感動をあたえたのなら(これは私だけの思いこみかもしれないけど)、これは私たちの年齢に感動を与えてくれる恋愛小説。
流れてくる音楽や感覚的なところで、作者と同じ時代を生きてきたことがわかりそれも心地よかった。後半はすっと泣きっぱなし・・・
話の内容は、一緒に暮らしていた恋人葉子の命があと一ヶ月と宣告された時、隆二が葉子のために行動したこと。葉子が亡くなったあとの苦しみから、話が始まる。
大切なことは、ちゃんと自分の気持ちを言葉や行動で表現できることかな?
それって、結構苦手な人多いですよね、言わなくてもわかるだろうとか、そんな事口に出して言えないとか・・・私もそうかもしれないけど、「ありがとう」や「うれしい」って気持ちをちゃんと伝えられるようにしたい。そんな積み重ねがあって、こんな恋愛ができるのかもしれないと思いました。
といって今更恋愛もないんだけどね、( ̄▽ ̄;)!!

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