猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示するフライダディフライ   金城一紀

金城一紀

98

「レボ5」で活躍したオチコボレ高校生集団「ザ・ゾンビーズ」が、40代後半の平凡な父親が娘の仇を討つのを助けていくお話。軽くて面白い。
鈴木一は学生時代に知りあった妻と、17歳になるひとり娘が唯一の自慢。
ある日、娘が何者かに殴られ入院する。娘を殴った相手は、ボクシングの高校生チャンピオンで、学校では品行方正で通っているという石原。でも、自己中心の食えねえやつ。試合に出るために学校ぐるみでこの事件をもみ消そうとしている。
復讐を決意した鈴木は、包丁を手に石原の通う高校を目指すが…。間違えて隣の高校に入り込みゾンビーズのみんなと出会う。
ケンカ名人の朴舜臣のコーチを受けて、復讐・・・

朴舜臣と接するうちに「彼の中の憎しみは、私が見て見ぬ振りをしているあいだに育っていったものなんだ」と鈴木は思うんだけど、多分これが私たちの中にあった差別とつながるんだろうなと思ったわけです
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この記事のみを表示する対話篇   金城一紀

金城一紀

97

「恋愛小説」「永遠の円環」「花」の3編が入ってます。
ゾンビーズのように軽快なテンポの作品ではないけれど、人と人との出会いとつながり、対話を大切にしてじっくり読ませてもらいました。中でも「花」がよかった。
老弁護士と青年が過去の記憶をたどりながら、ある目的のため旅をするお話です。
ある目的、それは離婚した妻の遺品を受け取りにいくのですが、何もかも忘れてしまった自分に遺品を受け取る資格があるのか、それを確かめながら青年と旅をします。
ラストがよかった。この夫婦は別れてよかったのかもしれない、いや、別れなくてもうまくやって行けたかもしれない。でも、別れたからこそこの思いが大切な宝物のように思えるのかもしれない…

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この記事のみを表示するREVOLUTION no.3 金城一紀

金城一紀

96

何を由来として「ゾンビ」と呼ばれるか、高校の偏差値が脳死と判定されるくらいの血糖値しかない、「生きる屍」に近い存在だから。もう一つは「殺しても死にそうにないから」そんな落ちこぼれの高校に通うみんなの冒険話が3つ。
ちょっと頭のできがいい南方。頭もいいけど喧嘩がめっぽうつよい朴舜臣。いつ史上最弱のヒキをもつ山下。沖縄出身の白血病で亡くなってしまうんだけどヒロシ。父親が刑務所に入っているけど、家計を助けてバイトしている萱野。そしてかっこいいアギ―を中心にゾンビーズの仲間達の冒険がかかれている。
ドクターモローもいい先生。「君達は勉強が苦手だったから、この高校へきた。それは恥ずべきことでもなんでもない。人間はもって生まれた才能がある。勉強が得意な人、運動が、音楽が、絵が得意な人。残念ながら君たちには勉強の才能はなかった。勉強の得意な奴らと同じ土俵で戦い続けても、絶対に勝てないぞ。苦手なものを無理して続ける必要もない・・・・」まだまだ名言は続くのだけど、その中の一つ。「勉強の得意な者同士の遺伝子の結合を阻止して・・・」「つまり、勉強の得意な女の遺伝子を獲得しろってことですね。」
そういうわけで良家の子女がかよう、偏差値の高い「聖和女学院」の学園祭に潜り込むことになる。(レボリューションNo.3)
他の2編も面白い。朴舜臣大好き((( ^^)爻(^^ )))

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この記事のみを表示する speed  金城一紀

金城一紀

93

冒険の始まりは、佳奈子ちゃんの好きな家庭教師のお姉さんの自殺。その真相を明かすために中川に会った。その帰り道何者かに襲われる。それを助けたのがザ・ゾンビーズ。そしてゾンビーズと一緒に痛快に事件を解決していく。
・・・・事件の解決よりも、この話の中で交わされる言葉や思いやりがとてもあたたかい。そして一緒に関わってきた佳奈子ちゃんの気持ち「一緒にいたいけど、いられない」「私は私で頑張る・・・」一緒に飛べよ?

朴舜臣、南方、萱野、山下、アギ―、だだの高校生、ザ・ゾンビーズ。かっこいいよ?(^_^;)ゞ私もお友達になりたい!
だから佳奈子ちゃんの「鬼ごっこでいうと、私はお豆みたいなもの・・・」という気持ちがひしひしと伝わってくる。今でもこの佳奈子ちゃんのもやもやが私にとりついている。佳奈子ちゃん、強くなって、あの子達のいる世界まで飛んでいって、一緒に遊ぼうよ、そしたらスカッとするんだけどな? 

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この記事のみを表示するGO 金城一紀

金城一紀

20

金城さんはコリアン・ジャパニーズ。「在日朝鮮人」をやめ日本の高校に通うようになってからのお話です。直木賞受賞作。共産主義や民主主義や、一切の「主義」は関わってこない、僕の恋愛に関する物語と断っているけれど、差別や待遇など複雑な状況も織り交ぜられている。続きは明日…おやすみなさい。
二晩考えたのだけれど、「面白いから読んでみて」としか言えない。
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