その日のまえに  重松清
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「死」をテーマにした短編が5つ
どのお話しも綺麗で、悲しい。
ずいぶん涙も流した。
でももう悲しい話はいいや…
「人は生きてきたようにしか死ねない」
という本を読んだことがあるけれど
この登場人物も、「生きてきたように、死んでいった」
それは綺麗な話でした。
きっといい人生だったんだろうな…
【 2006/12/08 22:57 】

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ナイフ  重松清
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イジメをテーマにした作品が5つ。
いじめられている本人、父親、友達と立場を変えて描かれている。内容もこれでもかと思えるようなイジメの場面、苦痛の場面が多い。ゲームとしてのイジメ。
どの作品も小中学生の子どもを持つ家庭が舞台になっていけれど、いじめられている子どもだけでなく、父親、母親、友達、兄弟の姿が浮かび上がっている。
一番好きだったのは「エビスくん」じわっと気持ちが伝わってくる。なんとも不思議な人間関係だ。本を読んでいるから理解できるような部分はたくさんあるが、お気に入り。
ビタースイートホームの母親は私だな、読んでてため息がでそうでした。でも気持ちはよくわかる。
ワニとハブとヒョウタン池でのあたしは二女ならこうするだろう。と、どの作品も現代の家族を描いているホントに身近な作品でした。考えさせられました。多分しばらく頭から離れてくれない作品でした。
【 2006/10/02 08:46 】

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疾走  重松清
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重かった、ほんとに重かったずっしりと
こんな話は小説の中だけ?じゃないと私は思う。
シュウジのことを「おまえ」と呼ぶ語り手が誰なのか
予想はしていたのだけど、最後になってわかったとき、
この話の形がわかりました。
兄にいじめられたシュウジ。犯罪者の弟シュウジ。
父に捨てられたシュウジ。母に愛されなかったシュウジ。
クラスで孤立したシュウジ。行き場所がなくなったシュウジ。

アカネが好きなシュウジ。エリを目標に孤高の人を目指し、
家族も好きで、心の底では人とつながっていたいと思い、
故郷に帰りたいとも思っている
孤独と暴力、聖書、殺人
キーワードしかかけないくらい重くて終わります。
最後「比類なき感動のクライマックス」の意味がわかったとき
シュウジのことが哀しくて。


【 2006/09/13 09:32 】

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きよしこ  重松清
117

重松さんは現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々と発表していられますが、「きよしこ」も吃音で悩む小学生から青年になるまでの思いが書かれています。日ごろ「吃音なんか」とか、「大丈夫大丈夫、そのうちなおるさ。」「気にしない気にしない、頑張ってね。」なんて、気やすく口にしていることがある意味傷つけていたりすること。正義感から言った正しいことでさえ、うっとおしいこと。どんな言葉が心に届くのかといったことを考えながら読みました。
読書のいいところはこんな本に出会えて、自分の中に思いを重ねていけることかな〜
いろんな人が出てきますが、どの人も心あたりのある何処にでもいるような人です。きよしだけでなく、周りの人にも心が動きました。
「きよしこ」は言いたいことがいえない、ひとりぼっちのきよしが心の中に作った友達。
「君はだめになんかなっていない。ひとりぼっちじゃない。ひとりぼっちのひとなんて、この世の中には誰もいない。抱きつきたい相手や手をつなぎたい相手はどこかに必ずいるし、抱きしめてくれる人やつなぎ返してくれるひとも、この世の中に、絶対いるんだ。」
「それが、きみのほんとうに伝えたいことだったら・・・・伝わるよ、きっと」
【 2006/03/20 08:35 】

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いとしのヒナゴン  重松清
75

「ウッシー」の次は「ヒナゴン」あたりー!
ちょっとこれなんだろう?と読み始めた。やめようかな、とも思った。始の50ページあたりまで。きっとそういう人多いんじゃないかな・・・でも最後まで読むことをおすすめします。この本はやっぱり重松さんの本でした。
幼馴染っていいな、転勤族だった私には幼馴染はいない。中学のときの友達、高校のときの友達、そんな感じで区切られている。それでも「友達っていいな」って思いました。こんな風にありたい。
「ヒナゴン」さて、この生物は最後に実態を表すのですが、どういう風に理解したらいいんでしょう。
【 2005/07/28 00:00 】

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