猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する 閉鎖病棟   帚木蓬生

帚木蓬生

90

精神科病棟に暮す患者さんたちことが、淡々と語られています。
重い過去を引きずり、家族からも疎まれて遠ざけられながらも、皆、明るく生きている。ある日殺人事件が起こった。この殺人事件には島崎さんを守ろうとするチュウさん、秀丸さんの思いが絡んで涙を誘う結末でした。最後まで読んでよかった。
 精神分裂、てんかん、登校拒否、体の病気でなく心の病気に対する偏見が自分の中になかったか、考えさせられた作品でした。現役の精神科医の作者が、患者の視点から描いています。
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この記事のみを表示する国銅 帚木蓬生

帚木蓬生

87

長門奈良登りで掘り出す銅造りの苦役もさることながら、都での大仏建立という大事業に、「蟻」のように働いた人足の過酷な労働と生活、散った命が描かれています。
主人公「国人」はこの苦役の中で、兄を、仲間を、愛する者を失っていきます。その中で国人が見たこと、感じたことを通して私は「人間の生き方を」を教えられた気がします。最後の最後は仏のように悟った国人に「人生は諦めてはいけない」と・・・
この本の中に、心に残る言葉がたくさんありましたが、一つだけ。
「三の中に一が含まれ、十の中に三もある。従って十も一であり、一も十である。」そうするとありとあらゆるものがつながって、別々とは言えなくなる。善の中にも悪があり、悪の中にも善が入り込んでいる。それが本来の万物の姿なのだ。国人が思い巡らせた僧の言葉です。私たちの生活にもあてはまる気がします。
「国銅」地味な作品だけど、読んで良かった。奈良の大仏様を拝顔に行きます。

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