
ページをドキドキしながらめくる面白さがたまりません。
日本史がこんなに面白いものだったなんて、もっと早くに気が付けば勉強も苦にはならなかただろう、惜しいことをした。と今更言っても無駄ですが・・・
ホントにのめり込んでしまった・・・全ての家事の手を抜いて。
この話は平和に暮らしていた陸奥の民が、八世紀、黄金を求めて支配しようとする朝廷軍に立ち向かい、蝦夷としての誇りと民の希望を守ろうとする話です。
登場する人物の魅力的なこと、阿弖流為、母礼、飛良手、伊佐西古、天鈴・・・北の大地の将達は男らしくて、思いやりがありかっこイイ。
難しい漢字が並ぶけど、最初の50ページをクリアすればとっても読みやすい。
上巻はで、阿弖流為を中心に繰りひろげる戦さの中で、蝦夷の仲間意識を知り、蝦夷の心意気を知る。そして快進撃を続ける。朝廷の立場からでなく、蝦夷の立場から書かれている。
下巻では征夷大将軍坂上田村麻呂との戦になる。ここで息子の要らぬひと言で、30年前に覚えた日本史の記憶が甦った。話の最後を知ってしまったにしても、小説の中で、命を吹き込まれた阿弖流為、母礼の話は充分に面白かった。最後は涙がぼろぼろと流れた。坂上田村麻呂もまた魅力的だった。