猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する天を衝く

高橋克彦

★★★★★
天を衝く 天を衝く3

秀吉に喧嘩を売った男たちの最期、涙で読めませんでした・・・
完全に九戸党のとりこです。
「火怨」も「炎立つ」も蝦夷のこころに動かされました。源氏の血をひくといえど東北に生まれ育った九戸政実は、蝦夷の情念を貫いた武将なのでしょう。
それにしても、冷静に感想をかくとすれば「火怨」「炎立つ」「天を衝く」どれもよく似ています。それでものめりこんでしまうほどの魅力が九戸政実にはあります。
信直のやり方も、そちら側に立てばもっともと思うところがあるのですが、主人公が九戸政実ですから…つい感情移入をしてしまいました。カリスマ的指導者や新興宗教ってっこんなものかもしれないですね。
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この記事のみを表示する天を衝く 1

高橋克彦

☆☆☆☆☆
天を衝く

戦国末期の東北地方、南部の武将、九戸正実を描いた小説。
「火怨」から「炎立つ」につながる「天を衝く」の北の武将の男気はたのもしい。
戦の場面が多いけど想像しないことにして…(*^-^*)ゞ 勝てる戦しかしないという九戸正実、相手の裏を読んだ緻密な戦略と、裏で動かす駒は小気味よい。数々の戦いを制して1巻は九戸党のこれからの方向を定めるまでの話。

この記事のみを表示する炎立つ 巻の伍

高橋克彦

142

最後の巻を読み終えました。
「火怨」を書いた高橋さんの作品だと納得しました。
4巻で栄華を極める奥州藤原三代黄金文化の礎を築いた清衡の話だと気付き(遅い!(;^_^A ) 5巻はその終わり。
でも泰衡の「この国は手前一人のものにござりません。民それぞれのもの、これからは民が自らの国をまた作って参りましょう。・・・蝦夷の誇りを残してやることが棟梁としての手前の役割・・・」と終わる。
高校生のとき読みたかった、もっと日本史が好きになっていたはず・・・

この記事のみを表示する炎立つ  巻の四  高橋克彦

高橋克彦

141

この巻は、後三年の役の部分です。
安部一族が頼義と清原武則との連合軍に滅ぼされたあとの、清丸と結有の生き方・・・こんな生き方があるのだろうかと、物部氏一族を疑りたくなるような展開です。
あろうことか、安部を滅ぼした清原武則の嫡子武貞の妻となって日々を暮らしていたのです。
その生活は忍耐の一言でした。
結有も清衡その時まで、耐え忍んで生きてきました。
源義家との連合。弟家衡との戦。
己の利益、憎しみあいばかりの戦が始まります。
清衡だけが、安部の意思を貫いているようです。
そして、清衡の母も家族も自害し、ただひとり清衡だけが生き残ります。
こうまでして築く楽土とは、誰の楽土なのでしょう?
物部氏の楽土?と疑りたくなるような・・・
最後の巻を読んでみます。

この記事のみを表示する炎立つ 巻の三   高橋克彦

高橋克彦

140

頼義が陸奥守となって12年、義家も成長した。次の陸奥守には高階経重(歌人)が決まった。内裏は和議をまとめようとしているらしい。そうなると次は経清が陸奥守となり、清丸がそれを継ぐということも考えられる。
一方、頼義は出羽清原と手を結び、戦の準備は整う。前九年の役がこの巻でおわる。
この巻は安部一族の存亡に関わる内容でした。
(以下反転して読んでください。)
貞任と瑠璃の関係もうまく行かない。母端乃は千代童丸がいずれ清丸の下になることに納得がいかず、瑠璃、金為行ともに頼義と内通する。それゆえ戦は苦戦を重ね、安部の一族は滅びてしまいます。
唯一、結有と清丸は、乙那、吉次が連れ出して生き延びて次の巻へと繋がっていきます。

この巻は人の愛と哀しみなど、人間模様に心を惹かれました。

この記事のみを表示する炎立つ 巻の弐   高橋勝彦

高橋克彦

134

藤原登任が鬼切部の合戦で破れ、次の陸奥守は源頼義と決まった。それが「内裏の威信を保ちながら、安部頼良が頼義を恐れて和議を成立させる。」ことになるのか、「戦に勝ちを収めて源の名を世に高め、倅の義家に継がせる。」ことになるのか、それがこの巻の弐です。
内裏では武士の台頭を妨げる気配もあり、源頼義が安部軍に負けて失脚するのを好都合と思うものもいる。公卿は国が滅びても我が身が安泰ならそれでよい。兵士が何万死のうと関わりがない。そんな中を経清と乙那は新たな勅命を発してもらうため、都へ向かう。
経清の母のこと、結有のこと、永衡のこと、そして源義家のこと等等、惹かれるもの多数。

この記事のみを表示する炎立つ 巻の壱  高橋勝彦

高橋克彦

138

「火怨」を読んだ時からこの「炎立つ」を読もうと思っていたんだけど、長いので躊躇してました。でも、読み出したら「火怨」の時より読みやすくて、一晩で一気に…
アテルイと坂上田村麻呂の戦が終わって250年。平将門の乱が平定されておよそ100年後の陸奥の戦です。朝廷はこの頃も、蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と侮るばかりです。その中で力をつけてきたのが安部頼良、その背後にアラハバキを祀る物部氏一族。自分達の暮らしを守るために、陸奥の平穏を願うために戦がおこります。
朝廷側は陸奥守に金に女に欲の深い藤原登任、そばに仕える藤原経清、この経清がいい男なんです。それに安部貞任はアテルイを守護神にもつ男、これだけ書くとあの「火怨」が思い起こされて、ますます話にのめりこんでしまいます。
巻の壱はまだ和議を前提とした戦。これからどう発展していくのでしょうか…
そう、「火怨」を読んだからこの話いっそう面白いのかもしれません。
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