あなたと、どこかへ。  吉田修一他7名
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「日産TEANAスペシャル・サイト発信、8人の短篇の名手が書き下ろした、8つの愛の情景。」と裏表紙に書いてありました。
一緒にドライブする「あなた」が弟であったり、夫、元彼女、元彼、昔の思い出、好きな本などで、こんなドライブしてみたい…と思えるような内容でした。なんだかいい話。
石田衣良の「ぼくたちは一番大事なことは誰にもいわずに、きちんと挨拶や仕事をして、何とか日々をやりくりしているのだ。それに疲れると、こうして本を読むだけの寂しい旅にでてみたりする」というところにふっと共感を覚えたりもする。
角田光代の現実に疲れて引きこもった姉とドライブする弟の話も、よかった。
林望のお互い20歳で結婚して、20になった娘の誕生日のドライブもよかった
でもどれもこれもいい話すぎるのもしゃくにさわる。
ひねくれもんです。
【 2006/09/03 23:43 】

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最後の息子  吉田修一
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長崎出身の作家なので読んでます。
芥川賞をとった「パークライフ」より好き。
学生、フリーターなど、社会に出て一人前の人間となるまえのモラトリアム(古い言い方かも、今はなんていうんだろう?)の時代を書いている、青春小説?
「最後の息子」「破片」とも平凡な日常の生活から、登場人物の心を想像できるんだけれど、どちらも一つづつ心に残っている。だけど、言葉に表現できないんです…
「閻魔ちゃん」かわいい、おかまの閻魔ちゃんがどうしても変えることのできない事実、「あなたを最後の息子にする」事に対する罪悪感?遠慮?そう言う思いが、なんのかのと言っても心のわだかまりみたいにあることが人間らしくて好き。
「岳志」ストーカーみたいでちょっと怖いけど、こんな風な愛し方ができるなんて小説だったら可。なりゆきみたいに一緒に住んでいる「ぼく」が別れを決意したのは、岳志の好きな人を守ろうという思い。家族や周りの人の言葉をどう受け止めるかが、この作品の読み方のポイントかも。
最後の「Water」これは、私としては面白かった。
中・高と水泳部をやってきて共感する部分が多くて、それに、上の2つとは違って、話がストレートでとってもわかりやすい。こういう時代を過ごしてきたかも?
【 2006/08/06 15:20 】

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パーク・ライフ  吉田修一
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まだ学生だった頃、「されどわれらが日々」を読んで同じ気持ちになった。読んでいるときよりも、読後「それでなんだったんだろうか・・・」と。cafeの雰囲気も、写真展の場面も、あとから自分の中で重なって思い出される。都会で暮らしていなくても、わたしもこの気持ちが共感できそうだ。ドラマのような展開はないけれど、日常はこんな展開をしていくものかもしれない。
【 2004/11/18 14:32 】

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