
齋藤さんの本を読むことへの愛着が伝わってきます。
私は高校生の頃、同じように、現国の先生から読書を薦められました。今思えば、あの先生の影響は大きい。良質の絵本の話から、古典、そして、藤村や漱石、鴎外や菊池寛、齋藤さんが文庫100選に選んでいるような本を「高校時代に読んで卒業しなさい。」と私たちに案内してくれました。その一言一言を思い出します。平湯文夫先生といって今でも図書館学では活躍していらっしゃいます。
うちの旦那も文学青年だったようです。英米文学が本棚にずらりと並んでいます。そして私の読む本をみて「しょうもない本を読んでるなぁ」とのたまいます。齋藤さんのいう「乳歯レベルの本」というところでしょうか。でも「乳歯レベルの本」でも中に一つ二つは「なるほど」と思ったり「そういう考え方もあるのか」と思ったりするところがありますよね。そして、今読んでいる本の中から、後世に「いい本」として伝えられていく本が出てくると思うんです。
「わからなさ」を耐えて読みすすめる。そして、次の文章で、あるいはもっと「わからなさ」が続くかもしてないが、それがわかっていく予感をさぐるのが大切だ。といっていますが、これは確かにそう思います。「わからなさ」をためておく、この「ためる」技が読書で培かわれるたいせつな力のような気がします。
さて、それでは昔読んだ本をもう一度読んでみましょうかね・・・