猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する speed  金城一紀

金城一紀

93

冒険の始まりは、佳奈子ちゃんの好きな家庭教師のお姉さんの自殺。その真相を明かすために中川に会った。その帰り道何者かに襲われる。それを助けたのがザ・ゾンビーズ。そしてゾンビーズと一緒に痛快に事件を解決していく。
・・・・事件の解決よりも、この話の中で交わされる言葉や思いやりがとてもあたたかい。そして一緒に関わってきた佳奈子ちゃんの気持ち「一緒にいたいけど、いられない」「私は私で頑張る・・・」一緒に飛べよ?

朴舜臣、南方、萱野、山下、アギ―、だだの高校生、ザ・ゾンビーズ。かっこいいよ?(^_^;)ゞ私もお友達になりたい!
だから佳奈子ちゃんの「鬼ごっこでいうと、私はお豆みたいなもの・・・」という気持ちがひしひしと伝わってくる。今でもこの佳奈子ちゃんのもやもやが私にとりついている。佳奈子ちゃん、強くなって、あの子達のいる世界まで飛んでいって、一緒に遊ぼうよ、そしたらスカッとするんだけどな? 
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この記事のみを表示する火怨  高橋克彦

高橋克彦

92

ページをドキドキしながらめくる面白さがたまりません。
日本史がこんなに面白いものだったなんて、もっと早くに気が付けば勉強も苦にはならなかただろう、惜しいことをした。と今更言っても無駄ですが・・・
ホントにのめり込んでしまった・・・全ての家事の手を抜いて。

この話は平和に暮らしていた陸奥の民が、八世紀、黄金を求めて支配しようとする朝廷軍に立ち向かい、蝦夷としての誇りと民の希望を守ろうとする話です。
登場する人物の魅力的なこと、阿弖流為、母礼、飛良手、伊佐西古、天鈴・・・北の大地の将達は男らしくて、思いやりがありかっこイイ。
難しい漢字が並ぶけど、最初の50ページをクリアすればとっても読みやすい。
上巻はで、阿弖流為を中心に繰りひろげる戦さの中で、蝦夷の仲間意識を知り、蝦夷の心意気を知る。そして快進撃を続ける。朝廷の立場からでなく、蝦夷の立場から書かれている。
下巻では征夷大将軍坂上田村麻呂との戦になる。ここで息子の要らぬひと言で、30年前に覚えた日本史の記憶が甦った。話の最後を知ってしまったにしても、小説の中で、命を吹き込まれた阿弖流為、母礼の話は充分に面白かった。最後は涙がぼろぼろと流れた。坂上田村麻呂もまた魅力的だった。

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この記事のみを表示する 閉鎖病棟   帚木蓬生

帚木蓬生

90

精神科病棟に暮す患者さんたちことが、淡々と語られています。
重い過去を引きずり、家族からも疎まれて遠ざけられながらも、皆、明るく生きている。ある日殺人事件が起こった。この殺人事件には島崎さんを守ろうとするチュウさん、秀丸さんの思いが絡んで涙を誘う結末でした。最後まで読んでよかった。
 精神分裂、てんかん、登校拒否、体の病気でなく心の病気に対する偏見が自分の中になかったか、考えさせられた作品でした。現役の精神科医の作者が、患者の視点から描いています。

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この記事のみを表示する空中ブランコ  奥田英朗

奥田英朗

91


「イン・ザ・プール」より面白かった。精神科医の伊良部先生にも免疫がついて・・・
読んで笑ってそれで終わりっていう本も好き。「ハリネズミ」なんて私も先端恐怖症の毛があるから、笑った笑った、秋刀魚で恐怖を感じるなんて最高。次の「義父のヅラ」なんかも、私がヅラをはがしたい衝動に駆られたりして、これまた笑ってしまったよ・・・

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この記事のみを表示する いつか読書する日  青木研次

青木研次

89

同窓生のMLで話題になっている「いつか読書する日」映画です。
長崎が舞台になっているので話題になったのかも。
映画は見逃したので、本で読んでみようと思ったんだけど、シナリオしかなくて。
シナリオって読むほうの解釈で、行間にかなりの思いを装飾できるのね、だから私のおもいえがいた「いつか読書をする日」は映画とどう違うんだろう?
田中裕子の美奈子役、みてみたい気もする。
でも私、この映画はみない。
高校生の頃の恋を引きずって、ずっと思い続けること、それに負けないこと、日常をどんな風に考えて生きてきたのか・・・妻を癌で無くした後の槐多の心や容子の思いなど年代が同じなので、なんだかもう知りたくない。

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この記事のみを表示するイン・ザ・プール  奥田英朗

奥田英朗

88

始めの二編くらいまでアハハと笑って読んでいた。この前までの作品が気張って読まないといけなかったから、さらりとね、読んでたんです。
ところがフレンズあたりから、私も息子も予備軍じゃないかと思ったり、それじゃ伊良部先生みたいに、こだわらず別の角度から物事をみてみようとか、思ったわけです。いいかげんのようで、的を得ていて、なんだかおかしい。だけど、あんまり深く考えるのはやめよう。
欲望の赴くままに行動する精神科医、伊良部先生は変人。を装って治療しているのかもしれないけど、子どものようだ。その医者にかかる患者も、ある意味深刻な患者でもない。でも、言ってることはどれも的を得てる。とにかく笑って読める。
あ?なんだかまとまらない。

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この記事のみを表示する国銅 帚木蓬生

帚木蓬生

87

長門奈良登りで掘り出す銅造りの苦役もさることながら、都での大仏建立という大事業に、「蟻」のように働いた人足の過酷な労働と生活、散った命が描かれています。
主人公「国人」はこの苦役の中で、兄を、仲間を、愛する者を失っていきます。その中で国人が見たこと、感じたことを通して私は「人間の生き方を」を教えられた気がします。最後の最後は仏のように悟った国人に「人生は諦めてはいけない」と・・・
この本の中に、心に残る言葉がたくさんありましたが、一つだけ。
「三の中に一が含まれ、十の中に三もある。従って十も一であり、一も十である。」そうするとありとあらゆるものがつながって、別々とは言えなくなる。善の中にも悪があり、悪の中にも善が入り込んでいる。それが本来の万物の姿なのだ。国人が思い巡らせた僧の言葉です。私たちの生活にもあてはまる気がします。
「国銅」地味な作品だけど、読んで良かった。奈良の大仏様を拝顔に行きます。

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