猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する機関車先生   伊集院 静

伊集院 静

107

瀬戸内海の小さな葉名島、全校生徒7名の小学校に、北海道から臨時の先生が来た。吉岡誠吾、機関車先生。体が大きくて、やさしい先生。でも口がきけない。
るびもうってあるし、内容もストレートでわかりやすくて、でも感動的で、息子の朝の読書用にぴったり。
本当の強さって何?差別って?優しさってなんだろう?
間違っていることは間違っているといえる人になろう。
みんなが幸せになる権利があるんだ。といったことがわかりやすく書いてあります。
でも現代の中高生には素朴すぎるかなぁ?
こんな先生に出会ってほしいな。と思いました。
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ジャンル:小説・文学

この記事のみを表示するあの日にドライブ   荻原 浩

荻原 浩

106


元エリート銀行員だった牧村伸郎は、上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社する。プライドなどもあり公認会計士を目指していたがうまくいかず、タクシー運転手となるが、これもなかなかうまくいかない。仕事に疲れて帰ってくる、気づけば妻や娘や息子と会話が成立しなくなっていた。
伸郎はもう一度人生をやり直せたら・・・と夢想する日々の中で、元彼女のこと、入社したかった会社など訪ねてみる。「もう一度やり直せたら・…」という妄想はふくらむばかりで、荻原さんらしい笑いさえさそってしまう。でも、私も時々思うよ、「あ?あの頃に戻りたい」「あのときこうしていたらって」って。
前半は情けない男のつぶやきみたいな感じで、
後半はすっかり荻原さんのペースでした。
このお話は、たぶん私たちの年齢(中高年)にしか受けないかもしれないなぁ
なんだか、共感する部分が多くて、自分のことのようで…
「あの日にドライブ」してみるのも案外いい解決法なのかもしれない。

曲がるべき道を、何度も曲がり損ねても、迷っても、遠回りしても、今の私の状況を大切にしよう。
その曲がり角をまがったら、何があるのかそう考えて前に進むことにしよう。そう思いました。

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この記事のみを表示するさまよう刃  東野圭吾

東野圭吾

105

たった一人の家族だった娘を蹂躙され殺された父親が、復讐するためにさまよう。
一人は激情にまかせ、めった刺しにして殺害したけれど、もう一人の主犯格の犯人を追うときは冷静である。
少年法では捕らえられても刑は軽い。遊び半分で殺された娘のことを思うと、納得できない。それならば自分で復讐しよう。
追跡しているときに出会った女性、主犯格の少年を悩みながらも保護しようとする刑事など同情する気持ちのほうが強かったのだけれど、最後は・・・
殺されはしなくても同じような立場に立っている人が今の時代は多いと思う。
もし自分の子どもが同じ立場に立ったなら、自分の子どもが追われる立場の少年なら自分はどう考えるだろうか。
その立場にたつまで、本当のところはわからないのかもしれない。

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この記事のみを表示するトリツカレ男  いしいしんじ

いしいしんじ

104

なんということのないお話なんです。
男がとりつかれたように何かに夢中になって、それが専門家顔負けになる。
その男が恋をした、とりつかれたように。
だけどこの話じーんと胸にこみあげるものがあるんです。
それがとっても大切なことであることは、この本が存在することと同じだと思うんですよね。
ほんの1時間でさくっと読めてしまいます。

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この記事のみを表示する武王の門  北方謙三

北方謙三

103

時代は南北朝の動乱期。天皇の皇子「懐良」は征西大将軍として忽那島から九州を征討。統一した後の懐良の夢とは・・・・というお話。
腕白な子ども時代から、父となり孫もできる懐良の生涯が書かれている。懐良の夢もさることながら、登場人物がよく書き込まれてあって、面白いのです。
女好きの豊後の名将菊池武光も、村上水軍の頭、女物の単衣をまとった村上義弘でさえ嫌味がない。忽那重明をはじめとする武将も忍びの者たちも、阿久里や月王丸も気に入ったし。それぞれの役がそれなりに重みがあって、
新年早々感激!
でも上巻は登場人物が多いので把握しきれない部分もありました。
2度読んで理解できた部分もたくさんありました。だから、読むのに時間はかかりました。
どこが、どう良かったのかは一口で表現できないんです。読んでるときに色んな場面で色んな感情を起こしてくれた作品でした。だから、「頼元の戦の策、笑った?」とか話せる人がいるといいなぁ

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この記事のみを表示する2005年Mybest

年間Mybest

火怨 高橋克彦
歴史物が苦手だった私に、大感動を与えてくれた本。
平和に暮らしていた陸奥の民が、八世紀、支配しようとする朝廷軍に立ち向かい、蝦夷としての誇 りと民の希望を守ろうとする話です。阿弖流為、母礼の思いが忘れられません

僕たちの戦争  荻原浩 
戦争という重い歴史を、現代を生きる私たちにも共感できる 書きかたで描いている。
現代の若者の代表のような健太と、日本を命をかけて守ろうとした吾一は時代を超えて入れ替わる、愛する人を守るために命がけで生きてきた二人に、笑いあり 感動ありの読みやすい作品。

出口のない海  横山秀雄
人間魚雷回天に乗ることを志願した並木浩二。野球のこと、友達のこと、恋人美奈子のこと、戦争のこと、回天で出撃するということ、その気持ちの揺れが綴られている。バスの中でぽろぽろ涙がこぼれた。

トキオ  東野圭吾
ちょっと古いんだけど、東野さんの本の中でも特に面白かった。
時生はグレゴリウス症候群という病気で、20歳の命をおえようとしている。
ところが、ここから先がこの物語のいい所。時生は父拓実の23歳の頃に未来からやってくるのだ。スリルあり、笑いあり、そしてジーンと心にしみるそんな感 じ。

SPEED  金城一紀
ゾンビーズにはまったきっかけの本。
朴舜臣、南方、萱野、山下、アギ―、だだの高校生、ザ・ゾンビーズ。かっこいいよ?(^_^;)ゞ私もお友達になりたい!だから佳奈子ちゃん の「鬼ごっこ でいうと、私はお豆みたいなもの・・・」という気持ちがひしひしと伝わってくる。

国銅  帚木蓬生
長門奈良登りで掘り出す銅造りの苦役もさることながら、都 での大仏建立という大事業に、「蟻」のように働いた人足の過酷な労働と生活、散った命が描かれています。地味な作品だけど、読んでよかった。人生どんなこ とがあっても諦めてはいけないと、国人をとおして思った。

破軍の星  北方謙三   
「建武の新政」が失敗し、足利尊氏が実権を握ることになるまでの時代の乱れのなかの一こ ま。陸奥守北畠顕家の立場から書かれている。いつの時代も戦の犠牲となるのは弱者。それを知っている顕家の苦しみもまた顕家を魅力的にしている。

読書療法から読み あいへ  村中李衣
「読み聞かせ」じゃなくて「読みあい」について。
子どもやお年寄りと本を読みあうのです。大勢に読むのでなく、ひとりあるいは数人が対象で、本を通じて本の向こう側にあるものが見えてきそうです。向こう 側にあるもの、それがとても大事なことのように思えるんですね。

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