猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する容疑者Xの献身   東野圭吾

東野圭吾

119

短編ではもの足りなかった湯川博士と草薙刑事のコンビ。
満足しました。
草薙は、捜査に行詰ると湯川のところを訪れ、天才物理学者の湯川の発想を元に事件を解決していく。トリックはゆるりゆるりと分かっていくようで、実際はまったく違いました。修行が足りませんね・・・
天才数学者の石神が考えた、愛する人を守るためのトリック。
そのトリックは、最後はやはり頭脳ではなく愛情でしか解決できないんですね・・・
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テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学

この記事のみを表示する楽園のつくりかた  笹生陽子

笹生陽子

118

星野優、ちょっと自信家、でも素直な中2。たぶん友達の中では「いけ好かない奴」と思う人も多いかもしれない。親はこういうの可愛いんだけどね、なんだかうちの末っ子に似てるのです。
登場人物は少ないけど個性があって面白い。いまの子供達にはなじみの人物 じゃないかな?
そういう意味で中高生にお勧めの本だと思います。もちろん私も楽しめました。どちらかというと母親に同調したりして。

内容はエリート中学生の優くんが、ある日突然田舎に引っ越すことになり、がらりと変わった環境の中で学ぶ人間関係。同級生は4人。お調子者の山ザルみたいな作ちゃん。おかまのヒカル。マスクをしてあまりしゃべらない宮下さん。それぞれに心に思うことがありなやんでいる。
話は調子よくさくさくと書かれているし、湿っぽくも重くもない。それでもラストはじーんとしました。
朝の読書に読ませたい本。ゆーらっぷさんありがとう!

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この記事のみを表示するきよしこ  重松清

重松清

117

重松さんは現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々と発表していられますが、「きよしこ」も吃音で悩む小学生から青年になるまでの思いが書かれています。日ごろ「吃音なんか」とか、「大丈夫大丈夫、そのうちなおるさ。」「気にしない気にしない、頑張ってね。」なんて、気やすく口にしていることがある意味傷つけていたりすること。正義感から言った正しいことでさえ、うっとおしいこと。どんな言葉が心に届くのかといったことを考えながら読みました。
読書のいいところはこんな本に出会えて、自分の中に思いを重ねていけることかな?
いろんな人が出てきますが、どの人も心あたりのある何処にでもいるような人です。きよしだけでなく、周りの人にも心が動きました。
「きよしこ」は言いたいことがいえない、ひとりぼっちのきよしが心の中に作った友達。
「君はだめになんかなっていない。ひとりぼっちじゃない。ひとりぼっちのひとなんて、この世の中には誰もいない。抱きつきたい相手や手をつなぎたい相手はどこかに必ずいるし、抱きしめてくれる人やつなぎ返してくれるひとも、この世の中に、絶対いるんだ。」
「それが、きみのほんとうに伝えたいことだったら・・・・伝わるよ、きっと」

この記事のみを表示する夏の庭  湯本香樹実

湯本香樹実

116

よかった。児童書なんだけどすごく考えさせられた作品でした。
大人のどろどろした部分もサラリとふれるだけで重くもなく。

始めは興味半分、もうすぐ死ぬんじゃないかと噂される一人暮らしのおじいさんを見張り始まった付き合いを描いています。「死んだ人」を見てみたいという好奇心、ちょっと怖い発想だと思いつつ、三人の少年は孤独な老人とかけがえのない夏を過すことに、その夏が面白い(という表現しか思いうかばないのです。面白いとはちょっと違うんだけどね)

木山君の家は父と母がギクシャクして、母はアルコールに逃げている。山下君は魚屋という父の仕事を認めていない母に育てられている。河辺君は母と2人暮らし、父は別の家族がある。そんな彼らが老人と過した日々、付き合いは、家族からは得らなかった貴重なものとなった。その貴重なものは私にとっても重要なカギと思えます。そう、そのカギをここの本で諭されたような気がします。

「どこかにみんなが、もっとうまくいくような仕組みがあるはず、そういう仕組みをみつけたい」河辺
「この世界には隠れているもの、見えないものががいっぱいある。そして、それはほんのちょっとしたことで姿をあらわしてくれるものもあれば、長くつらい道の果てにようやく出会うことができるものもあるにちがいない・・・」木山
でも、こんなこと小学6年生で考えるかな?。いや、苦労が足りなかったのかもしれない私の場合。

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この記事のみを表示するねこはしる  工藤直子

絵本・児童書

115

うーん、切ないような、可愛いような、哀しいような、楽しいような、でも自然界の摂理説いているような・・・一言ではいえない不思議な気持ちがまぜこぜです。

一緒に生まれた兄弟の中でランはちょっと違う雰囲気を持つ子猫で、母猫は一生懸命特訓するんだけど、やっぱり猫らしくない猫です。
だから池の小さな魚と友達になれて、楽しく生きていくんだけど、皆に見つけられた魚はもうすぐ捕まえられて食べられる運命に、出した結論。
その結論もなんだけど、そこまでいたる経過がなんともカワイイお話なんです。
でも、ランを自分の身に例えると、また違った読み方ができそうで、なんとも不思議な気持ちになれた作品でした。
みあさんのHPでみつけた本です。ありがとう。

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この記事のみを表示する読書力  齋藤 孝

齋藤 孝

114

齋藤さんの本を読むことへの愛着が伝わってきます。
私は高校生の頃、同じように、現国の先生から読書を薦められました。今思えば、あの先生の影響は大きい。良質の絵本の話から、古典、そして、藤村や漱石、鴎外や菊池寛、齋藤さんが文庫100選に選んでいるような本を「高校時代に読んで卒業しなさい。」と私たちに案内してくれました。その一言一言を思い出します。平湯文夫先生といって今でも図書館学では活躍していらっしゃいます。

うちの旦那も文学青年だったようです。英米文学が本棚にずらりと並んでいます。そして私の読む本をみて「しょうもない本を読んでるなぁ」とのたまいます。齋藤さんのいう「乳歯レベルの本」というところでしょうか。でも「乳歯レベルの本」でも中に一つ二つは「なるほど」と思ったり「そういう考え方もあるのか」と思ったりするところがありますよね。そして、今読んでいる本の中から、後世に「いい本」として伝えられていく本が出てくると思うんです。

「わからなさ」を耐えて読みすすめる。そして、次の文章で、あるいはもっと「わからなさ」が続くかもしてないが、それがわかっていく予感をさぐるのが大切だ。といっていますが、これは確かにそう思います。「わからなさ」をためておく、この「ためる」技が読書で培かわれるたいせつな力のような気がします。
さて、それでは昔読んだ本をもう一度読んでみましょうかね・・・

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この記事のみを表示する子ぎつねヘレンがのこしたもの  竹田津 実

竹田津 実

113

児童書なんだけど泣きました。
見えない、聞こえない、匂いがわからない子ぎつねヘレン。親とはぐれて迷子になって、それを保護して育てる様子が、かわいい写真とともにつづられているんです。育てる苦労もさることながら、動物の側に立って気持ちを理解していくところなんか、すごくいい。
長女が小学生の時、ハムスターを飼い始めて、「ハムスターに好かれる人間になりたい。」と作文を書いてた時は、なんちゅう発想をするんだろうと思ったけれど、今思えばこんな気持ちをもっと大事にしなくちゃいけなかったのだな?と、あの時なぜ一言「そうだね?」なんて言葉を付け足してあげず、見逃したのかと思います。
この本もねねさんのところで見つけた本です。

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