猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する2006年マイベスト

年間Mybest

★楊家将  北方謙三 ★
息をのんで読み進め、一言も漏らすまいと丁寧に読みました。でもさくさくと読めます。
楊家の一族にとっては、北から脅かす遼軍だけでなく、宋の将軍たちも次々と難問を突きつけてきます。そして滅びゆく人たちの叫びが戦場にのこされて、こんなに続きが読みたいと思った作品は久しぶりです。

★血涙  北方謙三 ★
「楊家将」での死闘から2年後、四郎は遼国へ連れ去られ、五郎は行方不明。六郎と七郎が楊家を再興します。
立ちふさがる耶律休哥と石幻果。
戦場で六郎と石幻果が刃を交えた瞬間、悲劇が始まります。

★炎立つ 高橋勝彦 ★
アテルイと坂上田村麻呂の戦が終わって250年。平将門の乱が平定されておよそ100年後の陸奥の戦です。朝廷はこの頃も、蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と侮るばかりです。その中で力をつけてきたのが安部頼良、その背後にアラハバキを祀る物部氏一族。自分達の暮らしを守るために、陸奥の平穏を願うために戦がおこります。
栄華を極める奥州藤原三代黄金文化の礎を築いた藤原氏の物語です。

★パイロットフィッシュ  大崎善生★
内容は「アジアンタムブルー」をはさんだ前後。19年前の記憶から始まる。 先に「アジアンタムブルー」を読んでからのほうがわかりやすいかも。でも私的には「パイロットフィッシュ」のほうが好きです。たぶん主人公の山崎君が好きなのかな?
人間には記憶を沈めておく巨大な湖のようなものがあって、その底には無数の過去が沈殿している。それが不意に浮かび上がってくることがある。そして、そのゆらゆらとした記憶から逃れることはできない・・・そんなことを思いながら読みました。

★センセイの鞄  川上弘美★
高校で国語を教わったセンセイと、一杯飲み屋で隣り合わせてこの恋が始まる。主人公のツキコさんは38歳、センセイは70代。それでも同年代の男友達より、センセイに惹かれていく。
センセイは背筋をしゃきっと伸ばし、ジャケットを着、いつも同じ黒いかばんを頑固に持っている。ツキコさんとは酒の肴の好みも、飲み方も似ている。そしてお互いに憎まれ口を楽しみながらも淡々と過していく。そのやりとり、言葉や情景がとっても優しい。なんだかセンセイに見守られているようなそんな感じ。

★蒼穹の昴  浅田次郎★
清朝末期、アヘン戦争後の列強の植民地化に苦悩する中国が舞台です。占い師白太太の天命を信じ、また天命にあがない生きる春児(チュンル)と史了の主人公を中心に、たくさんの語り手を登場させ、壮大な物語となっています。
学生のとき世界史で覚えた歴史上の人物が、人格を持ち思想を述べ、展開させていくその歴史がとても魅力的でした。

★分身  東野圭吾 ★
今年も東野さんの本は何冊か読みましたが、面白く読めた本です。
鞠子の「もしかしたら、私は母に嫌われているんじゃないか…」というところから話が始まる。「分身」は様々な愛情のかたちについて考えさせられた。
北海道に住む鞠子の母は中1の時自殺した。それも、夫や娘を道連れにしようとして。
東京に住む双葉は、母の反対を押し切ってTV出演をした。それがきっかけで周りに変化が起こり、母が殺された。
2人はなぜ母が死んだのか調べていくうちに、それが出生の秘密につながり、お互いがそっくりである事実に気づく。そして追跡と逃走がはじまる。最後まで読まなきゃ、気になってしょうがないそんな本でした。
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この記事のみを表示する血涙  北方謙三

北方謙三

155

10月に読んだ「楊家将」の続編です。
「楊家将」の続きが読みたい!そんな終わり方でした。
そして、こんなにドキドキしながら読み始めるなんて久しぶり。
「楊家将」での死闘から2年後、四郎は遼国へ連れ去られ、五郎は行方不明。六郎と七郎が楊家を再興します。
立ちふさがる耶律休哥と石幻果。
戦場で六郎と石幻果が刃を交えた瞬間、悲劇が始まります。
戦によってもたらされるもの、失うもの、そこに渦巻く思惑。なんとも哀しい物語でした。

この記事のみを表示する四度目の氷河期  荻原浩

荻原 浩

154

荻原さんの本はついつい手にとって読んでしまう。
何となく当たりはずれもあんまり無いし。
今回は父のいないワタル、閉鎖的な田舎でちょっと風変わりな成長をしていく。その物語にぐいぐい引き込まれていく。
ある日ワタルはクロマニヨン人が父親だと思いこむ。そこから始まるサバイバルな生活、ひとりぼっちだったワタルに5年生の時、友達ができる。サチ。
そして、陸上にかける中・高時代、母親の癌。
だけど、後半ちょっと物足りなくなる。

この記事のみを表示するその日のまえに  重松清

重松清

153

「死」をテーマにした短編が5つ
どのお話しも綺麗で、悲しい。
ずいぶん涙も流した。
でももう悲しい話はいいや…
「人は生きてきたようにしか死ねない」
という本を読んだことがあるけれど
この登場人物も、「生きてきたように、死んでいった」
それは綺麗な話でした。
きっといい人生だったんだろうな…
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