海猫 谷村志穂#谷村志穂
☆☆☆☆☆
一気に読んでしまいました。 恋愛ものでこんなに一気に読んだのも久しぶり たいがい途中でうんざりしてくるのに、忙しい中4日で読んでしまいました。バスの中、歩きながら、料理しながら・・・ あらすじを書くと面白くなくなりそうなので 出だしだけ、薫はロシア人との混血。「セルロイド人形のような」美しさで、かえって敬遠されています。孤独で、それでいて強くて「海猫」のような目をした女と表現されています。 その彼女が漁師の邦一と結婚し、幸せな家庭を築いていこうとします。そこに邦一の弟広次が絡んできて・・・ 薫とその母タミ、薫の子ども達3世代にわたる女の一生の物語です。 映画化されたようなのでそちらの書評も読んでみました。 見てないのでよくわかりませんが、本だと性の描写も気にならないし、さらりとしています。登場人物それぞれが魅力的でした。私が好きだったのはやはり広次、仲村トオルとイメージが重なると最高かも(;^_^A 邦一が退院した日、広次が夜中に「いやだ」と泣いた様子が忘れられませんね?。邦一にしても薫を愛しているがゆえにこうなったといえば、何となくかわいそうな感じです。 そして残された娘二人、それに薫の母タミの生き方もまたよかったなぁ? スポンサーサイト
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