猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

この記事のみを表示する海猫  谷村志穂

谷村志穂

☆☆☆☆☆
160

一気に読んでしまいました。
恋愛ものでこんなに一気に読んだのも久しぶり
たいがい途中でうんざりしてくるのに、忙しい中4日で読んでしまいました。バスの中、歩きながら、料理しながら・・・
あらすじを書くと面白くなくなりそうなので
出だしだけ、薫はロシア人との混血。「セルロイド人形のような」美しさで、かえって敬遠されています。孤独で、それでいて強くて「海猫」のような目をした女と表現されています。
その彼女が漁師の邦一と結婚し、幸せな家庭を築いていこうとします。そこに邦一の弟広次が絡んできて・・・
薫とその母タミ、薫の子ども達3世代にわたる女の一生の物語です。
映画化されたようなのでそちらの書評も読んでみました。
見てないのでよくわかりませんが、本だと性の描写も気にならないし、さらりとしています。登場人物それぞれが魅力的でした。私が好きだったのはやはり広次、仲村トオルとイメージが重なると最高かも(;^_^A
邦一が退院した日、広次が夜中に「いやだ」と泣いた様子が忘れられませんね?。邦一にしても薫を愛しているがゆえにこうなったといえば、何となくかわいそうな感じです。
そして残された娘二人、それに薫の母タミの生き方もまたよかったなぁ?


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