猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示する49日のレシピ

伊吹有喜

★★★★
49

乙美が亡くなって四十九日を迎えるまでの残された家族の話。
乙実さんのような妻、母親、女性になれるかなぁ・・・

継母として、血の繋がらない、なつかない子どもに愛情を注いで育てる。子育ては見返りを求めない愛情で成り立っているとは思うけれど、なつかない子どもを育てるのって大変だろうなぁ。女性として、恵まれない子ども達の成長を助ける仕事をしている。みんなに慕われる、それもまた凄いことだ。妻として子どものようなわがままな夫に使える。文句を言われても笑って受け流して・・・
私にはできそうにないぞ!

だから、涙をポロポロで読んでも、小説の中のいい話で終わった。乙美さんのように生きていけば、幸せなのかな? 夫も子どもも亡くなってから乙美さんの愛情に気づいた。もっと優しくしていればよかったと後悔した。乙美さんはそれでも幸せだった。でもやさしい言葉をかけられていたら、もっと幸せだっただろうに。それは贅沢?

自分のことに置き換えてみて、子ども達が私が死んだあと私の存在を認めてくれればいいと思ってる。そして子ども達は同じように自分の子どもに愛情を注いでくれたらそれでいい。それを見返りを求めない愛情というのだろう。それが本物の愛情なのだと誰かが言っていた。じゃあ、見返りを求める愛情は本物じゃないのかしら?

見返りを求める愛情は、おそらく夫婦間の愛情だろう。一方的では消えてしまう。だけど一方的でも我慢して我慢して我慢し続ければ・・・いつかわかってもらえるのだろうか。我慢するということが傲慢なのもしれない。それは自分の立場で考えてるに過ぎないのかも。とすれば、いつかは親子の愛情と同じように変っていくのかな、そうなる日がくるまで育てていくのが夫婦間の愛情かもしれないね。
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