猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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畠山 重篤

★★★★
森は海の恋人

なぜ、漁師が山に木を植えようと考えたのか?
「森は海の恋人」というキャッチフレーズは、人をひきつけ、言葉の力でみんなを動かした。海の人だけでなく森の人も、子どもも大人も牡蠣や帆立の養殖を通して環境の大切さを知る。

牡蠣や海苔の養殖には、豊かな海が欠かせない。そのためには森と川が大切だ。森の養分が川から海の水に入り、カキの中にある。生活排水や農薬はいらない。

もっと詳しく説明すると、牡蠣の餌である植物性プランクトンが育つためには、リンや窒素、ケイ素などの肥料分が必要だ。でも微量の鉄がないと、牡蠣は養分を吸収することができない。木の葉が腐って腐葉土になると鉄イオンと結びついて、植物プランクトンに吸収されやすい鉄が出来る。これが川の水によって海に運ばれる。つまり、川の上流の森には、針葉樹林でなく広葉樹林が必要なのだ。

長崎の海はどうだろう、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門問題。

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宮城県 牡蠣の森を慕う会(代表 畠山重篤、水山養殖場)と申します。森と川と海のつながりに関してコメントされている方にコメントさせていただいています。このたび畠山重篤エッセイブログの掲載を開始いたしました。ご覧いただければ幸いです。今後とも宜しくお願いいたします。(水山養殖場WebStore HP管理者 http://mizuyama-oyster-farm.com)重複のご案内の場合はご容赦ください。

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