猫とワタシ

ほんの覚書

読書感想文を書くようで、ちょっと恥ずかしいんだけど ... ネタバレしないように書いてます。

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この記事のみを表示するスコーレNo.4

宮下 奈都



★★★
可愛くて自由奔放な妹の七葉とちょっと地味で落ち着いた主人公の麻子。いつも七葉に引け目を感じている。でもいつも一緒の仲良しだった子ども時代。成長して同じ人を好きになる。仲良しだからわかる相手の気持ち。
離れて暮らすようになって、平凡な麻子が一人の女性として自信をもっていくその過程がなかなかいい。

うちの長女と次女の関係みたい。これから大人になって姉妹仲良くなってくれるといいな。

この記事のみを表示するプリンセストヨトミ

万城目 学



☆☆☆


話題の本は、評判どおり面白いものとそうでないもの半々。この本は私には退屈な本でした。
それなりに話しの変化は面白いのだけど、登場人物にあまり魅力がなくてのめりこめませんでした。
感想・・・う~ん。パス!

あらすじ
四百年の長きにわたる歴史の封印を解いたのは、東京から来た会計検査院の調査官三人と大阪下町育ちの少年少女だった。秘密の扉が開くとき、大阪が全停止すると帯に書いてあるけど、父子の絆がこの話のテーマかしらん。

この記事のみを表示する風待ちのひと

伊吹有喜

☆☆☆☆☆
風待ち

しばらく心も体も休んで、新しい風に乗って再出発するまでの時間を「風待ち」の時間。
その「風待ち」の時間の恋物語と割り切って、喜美子は哲司をあきらめた。突っ走る恋愛物語といいうだけじゃない、そこのところに共感  ^m^

哲司の妻は容姿端麗、仕事もできる。でも互いにすれ違って若い男ができたのを機会に離婚を考える。しかし、娘が受験だとい言うことで保留にしたいというときの話。私は彼女の気持ちもわかる。仕事も家庭も切り回していくとき、愛を育てていくことを怠った二人、気がついたら気持ちが寄り添えなくなっていた。
そんなことが重なり、心の病気で長期休暇をとった哲司。母の遺品を整理するために訪れた町で、心優しい喜美子に手伝ってもらい家を整理する。容姿はさておき、家庭的な喜美子と少年ぽい哲司の心を解きほぐしていくその間にお互いに惹かれあっていく。

どちらか片方が我慢するのでなく、お互いに譲り合って生きていくことの大切さがわかるのには、最後まで寄り添ってみないとわからないのかもしれない。喜美子の蒸発でもう一度やり直そうとした哲司。でも、哲司は離婚した。それは娘も母も祖母もそして、哲司も もどれないくらいばらばらになってしまっていたから。そして、その上で喜美子と哲司はハッピーエンド。

あきらめたらそれで終わり、あきらめないで待ってみよう。それが最後の二人を出会わせた。


あきらめないで待ってみよう。あきらめないで続けてみよう。結論を急ぐまい。もうずいぶん生きてきたのだから・・・そんな言葉が心の中に残った作品。49日のレシピより好きかも。でも作風はよく似ている。

この記事のみを表示する49日のレシピ

伊吹有喜

★★★★
49

乙美が亡くなって四十九日を迎えるまでの残された家族の話。
乙実さんのような妻、母親、女性になれるかなぁ・・・

継母として、血の繋がらない、なつかない子どもに愛情を注いで育てる。子育ては見返りを求めない愛情で成り立っているとは思うけれど、なつかない子どもを育てるのって大変だろうなぁ。女性として、恵まれない子ども達の成長を助ける仕事をしている。みんなに慕われる、それもまた凄いことだ。妻として子どものようなわがままな夫に使える。文句を言われても笑って受け流して・・・
私にはできそうにないぞ!

だから、涙をポロポロで読んでも、小説の中のいい話で終わった。乙美さんのように生きていけば、幸せなのかな? 夫も子どもも亡くなってから乙美さんの愛情に気づいた。もっと優しくしていればよかったと後悔した。乙美さんはそれでも幸せだった。でもやさしい言葉をかけられていたら、もっと幸せだっただろうに。それは贅沢?

自分のことに置き換えてみて、子ども達が私が死んだあと私の存在を認めてくれればいいと思ってる。そして子ども達は同じように自分の子どもに愛情を注いでくれたらそれでいい。それを見返りを求めない愛情というのだろう。それが本物の愛情なのだと誰かが言っていた。じゃあ、見返りを求める愛情は本物じゃないのかしら?

見返りを求める愛情は、おそらく夫婦間の愛情だろう。一方的では消えてしまう。だけど一方的でも我慢して我慢して我慢し続ければ・・・いつかわかってもらえるのだろうか。我慢するということが傲慢なのもしれない。それは自分の立場で考えてるに過ぎないのかも。とすれば、いつかは親子の愛情と同じように変っていくのかな、そうなる日がくるまで育てていくのが夫婦間の愛情かもしれないね。

この記事のみを表示する秋吉台で出会った花

植物

★★★★
たこさんの本

たこさんの秋吉台日記でおなじみの、たこさんの本です。
花調べをしていて、細かいところがよくわからず検索すると、たこさんのHPにヒットします。いつも助けられていたたこさんのページだから、本もきっと役立つかもとルンバルンバさんから求めました。

届いた本をみて、つい微笑んでしまいました。私が予想していた役立つ本というより、たこさんの12年間の思いがぎっしりと詰まった本です。短いコメントの中にお花に寄せる思いがつづられていて、読むのが楽しい。

「昨年(2009年)1年間では、秋吉台を320日歩き、1223種の花とシダ植物を確認し、このうち昨年新しく見つけた花とシダ植物は、43種でした。」(たこさんのHPより)すごいですね!

あ?、この人とならいろんなお花の話ができそう。めずらしい花だけでなく、身近にある人が雑草と呼ぶ草花もたくさんあります。外来の花も…シダも…なんだか私もあとを追ってる感じです。ちょっと嬉しくなるようなたこさんの本でした。

ルンバルンバさんから、書店にない本ですので求めたい人がいらっしゃればこちらからと案内していただきました。
http://www14.plala.or.jp/iruka-seikotsu/takosanbook.html
書店を通さないぶん、ずいぶんお安い価格に設定されています。送料コミで1260円!

この記事のみを表示する悲しい本 マイケル・ローゼン

絵本・児童書

★★★★★
悲しい本

誰にも、
なにも話したくないときがある
誰にも
どんなひとにも
だれひとり。
…私の悲しみだから
他の誰のものでもないのだから。(表紙から)

深い悲しみにつかまった時

悲しみが人を死に追いやることもある
悲しみをこらえて、生き生きと生きてきた人もいる

消えてしまいたい思いを乗り越える力を持つということは
それだけ人にやさしくなれるということではないか

どちらを選ぶのか
ろうそくの揺らぐ炎を見つめながら
最後のページ

強く生きることができるようになりたい。
でも、負けそうになる気持ちもよくわかる。

頑張らなくてもいいから、やり過ごしてほしい。

この記事のみを表示する風の盆 恋歌

高橋 治

☆☆☆☆
風の盆

風の盆の調べは知らないけれど、静かに流れる胡弓の音と流れるような踊りを思い浮かべながら読みました。
読むきっかけは、高橋治さんが長崎の料亭二見を絶賛したというところから、まったく関係ないんですけどね。風の盆がどんなものか知りたくて読み始めました。
内容は昔好きだった二人が、別々の道を歩み、30年を過ぎて愛し合う話。不倫なんだけどどろどろしたものはなく、風の盆の調べに調和して終わりました。最後はやはり死を選ばなくてはいけなかったの?それとも、「なにもかもいらない、一緒に逝きたい」と思えたの? 二人には幸せな結末だったのでしょうが、一緒に暮らしてきた家族はどうなんだろう。残された人のことを思うと・・・
満たされない思いを抱えて生きていくことも不幸だけど、もっと違う生き方を選びたい。私なら離婚することのほうがみんなが前へ進めそうな気がします。
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